2019年の我が家のおせちは、おせち料理専門店「板前魂(いたまえたましい)」で注文しました。
46品目の味が楽しめ、あわびやオマール海老が入っているのでとてもお得になっています。
板前魂のおせちは和食の板前である板長、フランス料理の板前であるシェフ、ドイツ料理の板前であるマイスターが腕をふるったおせち料理で、味はもちろんのこと、安全・安心にこだわって作られたものです。
それでいて値段も手頃であり、さらに早割がきくため、早い時期に注文するとさらにお得に購入することができます。
八・五寸和洋風三段重「極」
人数に合わせたさまざまなサイズやバリエーション豊富な種類の中から今回選んだのは46品目5人前の「極(きわみ)」です。
基本サイズのお重の約1.5倍25.5㎝四方という大きさの三段重で、総重量はなんと約4㎏のボリュームです。
このおせちを選んだ理由は、5人前でボリュームあるサイズがよかった、別添えで煮あわびが付いていた、このお重だけに入っているオマールエビのグラタンが食べてみたかったからです。
好評だった料理
一の重
オマールエビのグラタン
濃厚なホワイトソースがからまったプリプリなオマールエビがとても良いお味でした。
ただ量はとても少ないので5人で分けると本当に一口ずつしか食べられなかったです。
胡麻ポテト
甘い鳴門金時のさつまいもに、たっぷりの香ばしいゴマの風味が広がる大学芋で子供たちに大人気でした。
二の重
にしんの昆布巻き
今まで食べてきた昆布巻きはしょっぱく感じてしまうものが多かったのですが、脂ののったにしんと、決してしょっぱくはないけれど味がしっかりしている昆布が一つになり、食べやすかったです。
焼湯葉
薄味だけどしっかりした出汁で煮含められた巻湯葉は、大豆の風味が生きていて焼き目が香ばしく優しい味でした。
三の重
紋甲いかの柚子味噌和え
胡麻ポテトとともに子供に人気だったのが、この紋甲いかの柚子味噌和えでした。
お酒と合う感じですが、コリコリした食感とプチプチとしたカニの内子がいいアクセントになって、子供の口にも合ったようです。
しそ風味の姫れんこん
姫れんこんというものを初めて食べました。
食感はシャキシャキしたフキのような感じで、酸っぱさのないしその風味が後をひく、さっぱりとした一品でした。
福良鮑(ふくらあわび)で炊き込みご飯
あわびは通常、海底の岩場に生息しているため、エサである海藻と一緒に砂も食べて肝の中に砂も含んでしまいます。
そこで板前魂ではなんと約4年もかけて肝に砂を含まないあわびを養殖しているのです。
あわびを海底から離したかごの中で育て、栄養豊富な昆布のみをエサとして与えることによって肝に砂を含まない鮑になり、身と肝を一緒に煮込んでジャリっとすることのない、ふっくらやわらかい福良鮑ができるのです。
この福良鮑を使ったレシピが同封されていたので、そこに載っていたあわびの炊き込みご飯を作ってみました。
福良鮑炊き込みご飯のレシピ
米2合に煮汁100ccと醤油大さじ1杯、小さく刻んだ人参や鮑の端っこを適量加えて、2合の目盛りまで水を足して炊きます。
炊き上がったご飯に薄くスライスした鮑を混ぜて、5分ほど蒸らせば完成です。
鮑はとてもやわらかく、煮汁で炊き込んだご飯にはしっかり鮑の旨みが入っていて、家族にも大好評でした。
高級な鮑は普段なかなか口にする機会が少ないので、とても贅沢な気分になりました。
板前魂のこだわり
中国産主原料不使用
中国産主原料は一切使われておらず、料理人が探しに探してたどり着き厳選された食材だけが使われています。
大量生産される市販のおせち料理には、値段の安い中国産のものが使われているものも多いですが、新年を祝って食べるおせち料理は、小さな子供からお年寄りまで食べるものなので、安心できるものを選びたいですよね。
我が家では、普段から家族には安全なものを食べさせたいとの思いから、中国産のものは極力避けていますので、おせちを選ぶうえでここは大きなポイントとなりました。
保存料(ソルビン酸無添加)
多くの市販おせち料理では、カビや菌が付きやすい魚肉の練り製品には、保存料であるソルビン酸が使われています。
しかしソルビン酸は遺伝子変異を起こすことが確認されているため、板前魂では衛生管理や調理の工夫によって2016年からはソルビン酸無添加となっています。
合成着色料完全無添加
多くの市販おせち料理では、見栄えをよくするため合成着色料が使われているものが多くありますが、板前魂のおせちは天然着色料で色合いを出したり、加熱によって鮮やかな色味が出る食材を選ぶことによって調理されており、合成着色料は一切使われていません。
それによって、素材本来の味を安心して楽しむことができます。
安さの秘密
こんなに安全にこだわって作られたものが、どうして安いのでしょうか。
それは板前魂が1年を通しておせち料理のみに携わっている専門店のため、年間を通して食材の大量仕入れができ、コストダウンにつながっているからです。
そしてもう一つが、冷凍おせちであることです。
冷凍と聞くと、おいしくないのでは?と思われる人も居るかもしれませんが、徹底された管理で急速冷凍された料理は、自然解凍するだけで、作りたてのものと一切味が変わることなくいただくことができます。
まとめ
これまでは大体3万円ほどのおせちを注文していましたが、その約半値ほどである「極」は一つ一つのお料理の味、こだわり、安全性、ボリュームのどれをとっても、満足できるおせちでした。
さらに「福良鮑」が付いていたことで、おせちとは別に鮑の炊き込みご飯を作ることができ、二度楽しむことができました。
2020年のお正月も「板前魂」で他のおせちも頼んでみたいと思えるおせち料理でした。